航空大学校合格講座

エアラインパイロットになるために

 エアライン・パイロットになるには、大きく分けて以下にあげる航大ルート、あるいは自社養成ルートの2つがあるが、最近では「一般募集」という形で、すでにライセンスを持っている人を対象にした採用形態も出てきた。これはJTAやJ-AIRなどで行われている新しい採用方法で、パイロット経験者もしくは航空大学校卒業と同等のライセンス保持者をパイロット要員として採用するものである。
 しかし、ここでは最もポピュラーなコースとして、航大ルートと自社養成ルートについて述べたい。

航空大学受験

1.航大(航空大学校)に入るには
航大とは「パイロットの養成機関」(独立行政法人)である。2年間の研修後、パイロットとして国内の航空会社に就職することができる。本校は宮崎だが、帯広分校や仙台分校にも移動して訓練を受ける。

【受験資格概要】(平成29年に受験する人を対象とする)
平成5年4月2日から平成10年4月1日までに出生の者で、次のいずれかに該当する者。
学歴・年齢―大学2年以上に在学し全習得単位数が62単位以上の者。または短大・高等専門学校を卒業した者。専門学校修了者に対する専門士の称号を付与された者
●身長/158cm以上
(注)上記受験資格は平成29年度募集要項に準じた。

【試験内容】(平成28年実施の内容)
●1次試験/英語(リスニング・筆記)、総合I(筆記)、総合II(筆記)
●2次試験/航空身体検査・心理適性検査
●3次試験/面接・操縦適性検査
(注)平成20年以降、過去に第2次試験(身体検査)を受験し不合格となった者は、特別を除いて再受験することができなくなった。

実施年度 出願者数 一次合格者 二次合格者 最終合格者
平成22年 549 280 107 72
平成23年 350 161 46 36
平成24年 463 280 113 72
平成25年 441 280 106 72
平成26年 526 280 139 72
平成27年 587 280 111 72

自社養成受験

2.自社養成で航空会社に入るには
自社養成とは、定期便を運航する航空会社自らがパイロット要員を募集し、自社でパイロットとして訓練・養成する方法である。合格者は社員として入社するので、訓練中も給料をもらえるという点で、授業料を払う航大と異なる。

【受験資格概要】(JALの場合:平成29年に受験する者を対象とする)
●学歴―新卒:平成29年4月~平成30年3月までの間に4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了見込み
既卒:平成26年4月から平成29年3月までの間に4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了していること
※新卒・既卒ともに過去受験において、飛行適性検査以降の選考で不合格となった者は再受験不可。
●身体的条件
(1) 各眼の矯正視力が1.0以上(裸眼視力の条件はない)
(2) 各眼の屈折率が-6.0~+2.0ジオプトリー内であること(オルソケラトラジーを受けていないこと)
(注)上記受験資格は平成27年に実施された採用試験の募集要項を参考にした。
(注)自社養成の場合、受験資格や身体条件に各社微妙に違いがあるので、各々の航空会社に直接問い合わせてほしい。

【試験内容】(JALの場合)
●書類選考―エントリーシート
●1次試験―集団面接、心理適性検査
●2次試験―個人面接、心理検査
●3次試験―飛行適性検査、集団討論
●4次試験―身体検査、小論文、テストセンター試験、英会話面接
●5次試験―最終面接

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